観光コンテンツの世界的トレンドを追う
観光庁では2024年6月、「世界的潮流を踏まえた魅力的な観光コンテンツ造成のための基礎調査事業」の調査報告書を公開。グローバルな視点から消費者の価値観の変化や、観光コンテンツの中長期トレンドを分析したもので、「ウェルネス」をはじめとする5つの主要なトレンドとともに、それらに共通する要素として「イマーシブ(没入性)」が挙げられている。今後のインバウンド拡大に向けて、ホテル業としても認識しておくべき調査結果の概要をまとめた。
記事を読む→観光庁では2024年6月、「世界的潮流を踏まえた魅力的な観光コンテンツ造成のための基礎調査事業」の調査報告書を公開。グローバルな視点から消費者の価値観の変化や、観光コンテンツの中長期トレンドを分析したもので、「ウェルネス」をはじめとする5つの主要なトレンドとともに、それらに共通する要素として「イマーシブ(没入性)」が挙げられている。今後のインバウンド拡大に向けて、ホテル業としても認識しておくべき調査結果の概要をまとめた。
記事を読む→博報堂生活総合研究所では2017年から、「モノ消費」「コト消費」に続く新たな消費トレンドとして、「トキ消費」を提唱している。この新たな消費トレンドを迎え、その時・その場所ならではの体験、他の参加者と一緒に盛り上がる高揚感、主体的にイベントに貢献する満足感などが、生活者に、とても歓迎されているのである。そこで本特集では、同研究所の夏山明美上級研究員に取材し、ホテルが「トキ消費」を取り入れるためのヒントを探る。
記事を読む→パレスホテル東京
「最上質の日本」のおもてなしを目指し、提供する5つの価値の1つとして「自然との調和」を掲げるパレスホテル東京。ウェルネスをテーマにした取り組みも、そのコンセプトの下で展開されている。特筆すべきは、「エビアン スパ 東京」とデトックス宿泊プラン「Retreat & Restart」という2つのコンテンツ。ラグジュアリーホテルならではの高級感あふれるアプローチが、利用者の没入感を高めている。
ホテル立山
雄大な自然を満喫しようと、立山黒部アルペンルートには毎年国内外から多くの旅行客が訪れる。ホテル立山ではこの主要客層に向け、宿泊して初めて体験できる、ニッチで没入感満点のネイチャーアクティビティの数々を提供。引率するホテルスタッフも丁寧な解説を行って、もともとあった観光資源を、より魅力的な「トキ消費」の素材へと育てあげている。
品川プリンスホテル
謎解きと食事を融合したユニークな宿泊プランが、若い世代の人気を集める品川プリンスホテル。「FUN! Goes On(楽しさを紡ぐ)」を合言葉に提供されるさまざまな「FUN」とは? 注目の「没入感」を意識した取り組みを紹介する。
従業員の健康増進を経営的な視点で考え、戦略的に実施する「健康経営」。働く人の健康に対する適切な投資は、従業員の満足度向上、人材の定着、組織の活性化、生産性や業績の向上と連鎖していき、企業全体を成長させる。「健康経営」のコンセプトの提唱者として知られる岡田邦夫氏にその要を聞いた。
記事を読む→秋田キャッスルホテル
2022年からプロジェクトチームを立ち上げ、従業員の健康支援に取り組んできた秋田キャッスルホテル。根底にあるのは、従業員が「常に笑顔を絶やすことなく」お客様を迎えられるようにという、企業理念にもつながる思いだという。
グランド ハイアット 東京 ほか
(森ビルホスピタリティコーポレーション)
グランド ハイアット 東京、アンダーズ 東京、ジャヌ東京などのホテル事業をはじめ、さまざまなホスピタリティ事業を展開する森ビルホスピタリティコーポレーション。ホテル業界における「健康経営」の実践とは? その意義とメリットとは? 先駆者の取り組みを紹介する。
ロイヤルパークホテル高松
(穴吹エンタープライズ株式会社)
ロイヤルパークホテル高松を運営する穴吹エンタープライズ株式会社は、ホテル・旅館事業や公民連携事業、サービスエリア&リゾート事業などを柱として、香川県や岡山県を中心に事業展開を行う会社。健康経営に力を入れるようになった背景には、サービス業を主力とする企業としての矜持があった。
SHIROYAMA HOTEL kagoshima
城山は、今も昔も鹿児島の人々の憩いの森。郷土の英雄、西郷隆盛の終焉の地としても大切にされている。その城山にホテルの建設計画がもちあがったとき、反対の声は大きかった。SHIROYAMA HOTEL kagoshima(以下、SHIROYAMA HOTEL)には、そうした試練と誠実に向き合い、地元に受け入れられてきた歴史がある。